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「大卒・サラリーマン以外 」っていうZINEをつくりたい(追記2023.06.29)

「大卒・サラリーマン以外 」っていうZINEをつくりたい という気持ちを記録しておきます。

追記(2023.06.29)
1)記事の最後に今後に関するお知らせを加筆しました
2)「インタビューもしくは寄稿をお願いしたい人」に関しまして、現在は正社員で生活していらっしゃってもこれまでの人生の中で「サラリーマン以外」のご経験がある方についての記述を加筆しました。

趣旨

大学卒業のち一般の企業に新卒入社しサラリーマンでい続ける 以外の選択をしてきた人にインタビューもしくは寄稿してもらい、それを集めたZINEをつくる。

目的

人生にはさまざまな歩み方があり、そしてそこに優劣はほんとうはないのだということを分かりたい時に、読む本であってほしい。

大学でて就職といういわゆる”普通”の生き方のほかにもたくさんの道があるけれど、絶対数としてそういう歩み方をしている人はどうしても少ないから、視野が狭くなって忘れてしまうこともある。

 

ここで京都大学のホームページに載っている記事を紹介します。

www.assdr.kyoto-u.ac.jp

これはわたしが浪人生をしていた時から何度も何度も思い出しては読んできたとても大事な記事です。すごくいいことがたくさん書いてある。

これだけの数の人が留年したり、退学したりするということは、留年や退学は、単に個人の失敗としてのみ捉えられるべきものではないということです。つまり、現在の日本の社会において大学というシステムは、一定数の留年や退学を生み出すようにできているものなのだということです。

「卒業しなければ破滅だ」「卒業しなければ生きていけない」というような、極端な悲観的考えを固く抱いている人を見かけることがあります。しかし、後でも述べるようにストレートで卒業し、就職した人も3割ぐらいは3年以内に離職しているのです。留年、中退、退職などは、人生において多くの人が経験するごく普通の出来事です。

続けるという選択を支えている根拠の大きな部分が、やめられないという理由にあるのなら、一度、やめるという選択肢を落ち着いて現実的に考えてみてはどうでしょうか。大学をやめてできることを考えてみましょう。胸の奥やお腹の底から聞こえてくる心の声にじっくり耳を傾けてみましょう。

みなさんの人生の時間は有限であり、貴重なものです。みなさんが有意義な決断をされることを願います。日本の社会の現状において、こうした判断は誰にとっても難しいものです。人生の岐路において、絶対に失敗のない完璧な決断などありえません。迷って当たり前、たじろいで当たり前です。必要ならば一緒に考えていきましょう。それとともに、大学における進路変更がより自由に安心してできるような社会をみんなで実現していきたいものです。

はぁ〜〜〜〜金言。ぜひリンクに飛んで通して読んでみてほしいです。

"...ような社会をみんなで実現していきたいものです" 

もしもZINEを作ることができたら、それはこの一歩になると考えています。

キャリア選択というのは、当然大卒高卒中卒にかかわらないものではありますが、大学を出た人の方が、「新卒カードがあるのに」とか「せっかく高い学費を払って大学を出たのに」とか、就職以外のキャリアを選びにくい側面があると思います。わたしは現在大学生ですが実感としてそう思います。そのため今回の中心は大卒者に据えたいと考えています。

インタビューもしくは寄稿をお願いしたい人

現時点では以下のようなものを考えています。

  • 大学を出て一般的な就職しなかった人
    • フリーター
    • フリーランス
    • 在学中からやっていた仕事を継続
      • アイドル
      • バンドマン
      • 俳優
    • 進学して博士に さらには大学教員に
  • 大学を出て一般的な就職したがその後キャリアを続けなかった人
    • フリーター
    • フリーランス
    • 結婚出産育児介護疾患などで離職した
    • 前職とは全く異なる業界に転職
    • 専門学校や大学など養成機関に入学して新しい専門技術を取得して転職*1*2
    • 自分の店を開業
  • 大学を出て一般的な就職をして継続しているが、副業をしている人
  • 現在は正社員で働いていらっしゃっても、上記のような「サラリーマン以外」の生活のご経験がある人

いま、直接的もしくは間接的に知っている人をイメージしながら項目を出してみました。なんかこういう人がわたしの視界に入っていることでこうやってあげられることができるのはとてもラッキー。わたしが知らないだけで他にももっともっと選択肢ってあると思うんです。就農とか外国移住とか。もっと極端なことを言えば、刑務所に入所退所というキャリアだってある*3

わたしが予備校に通っていた時、地理の授業でスヴァールバル諸島という地域の存在を教えてもらったことがありました。センター地理では、白地図を見て緯度や経度のあたりをつけられることが海鵬の重要なステップとなります。秋田県男鹿半島は北緯40度とか、西経100度線はアメリカ大陸の中心を通ってるとかとか色々あります。スヴァールバル諸島は、西経20度線が通っている北欧のさらに北にある島。以下は先生が話していたことなので真偽は検証が必要ですがこの島の特徴は

  • ビザがいらない
  • 流氷の仕事があるので仕事に困らない

だそうです。飛行機で行って、ここで仕事をしたら食ってはいける。この島のことをセーフティーネットと思っていたらいいですよ。と話してくださいました。当時のわたしは浪人生をしていて、いってしまえば高卒の無職だし(いってしまう必要は別にないのだけど)、わたしの志望校は自分の実力よりかなり遠かったし、その志望校に入れなければ終わりとまで考えていたので、このセーフティーネットという話がすごく印象に残りました。京大の記事にもあったけど、いざとなったら別の道が取れるとわかった上で今目の前のことに取り組めるのがいいですよね。先生ありがとね。

おわりに

現時点では取り組む体力や時間がなく、ZINEをすぐには作れないのですが、近いうちに実現したいものです。もしもやるとなったら声をかけたい人は何人もいます。動くってなったら声をかけます!我こそはという人がいたらそれも教えてください!

今後についてのお知らせ

2023/11/11(土)開催の #文学フリマ東京37 での頒布を目指してもりもり頑張っていくことにしました!

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こちらのアカウントで随時お知らせをしていきますので、ぜひフォローをお願いします。記事やアカウントを拡散していただけますと励みになります。このZINEが必要な人はたくさんいるはずで、たくさんの人に届けたくて、■部頒布することを目指しています。そのためには周知していただくことが必要です。よろしくお願いいたします!

*1:

リカレント教育に関する国の施策はいくつかあり、厚生労働省のホームページにまとめてある。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18817.html

*2:追記:

社会人学生 Advent Calendar 2022 - Adventarという取り組みもある 

*3:追記:全国の矯正施設に置かれる季刊の求人誌『Chance』というものがある。ピエール瀧が掲載されていて存在を知った。 https://twitter.com/ponjou/status/1467818577386704896?s=20