水上公園しばふ広場

3z4bf5.tumblr.com

アーティストのサポートメンバー 他者と生きていくこと

眉村ちあきの音楽隊−episode2− 2022.10.30 LINE CUBE渋谷 の配信映像をアーカイブで見た。

眉村さんはアーティストでシンガーでアイドルでプリンセスでめちゃくちゃかっこよくて最強で燃えるように光っていた。

眉村ちあきの音楽隊は眉村さんを隊長として、越智俊介(Ba) 兼松衆(Key) qurosawa(Gt) 小西遼(Sax) 吉田雄介(Dr)のメンバーから構成されている。

越智さん https://www.ochi-shunsuke.info/

兼松さん https://www.nichionsakka.com/shu-kanematsu

qurosawaさん https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/21207

小西さん https://www.ryokonishi.com/profile

吉田さん https://tricot-official.jp/profile/

音楽にすごく詳しい方ではないのだけど、それぞれのお名前で調べてでてくる情報を見ると邦楽でなにかしら好きな曲とかアーティストがある人は誰かになんとかたどり着くんじゃないかという感じがしてしまう。

MCの中で、眉村さんはほんとうは全部自分ひとりでできる人でいたかったというお話をされていた。でもひとりで生きていけるひとがいないのと同じで、こうしてバンド編成も楽しく活動しているとも言っている。(←雑なのでかきなおす)

音楽隊は眉村さんの拡張であり、また観客やファンの代表であり、そして音楽隊メンバーひとりひとりの個でもある。共同体としてすごく理想的なあり方だと思う。全員最強であつまればより最強って感じがするし、それぞれのバックグラウンドや経験が少し融けて混ざり合っているのも普段は別々なところにいる人たちが集結しているからこそのものなのだと思う。ライブアレンジのJAZZっぽい感じとかね最高級にかっこよかった。

バンドとかユニットとか、アイドルグループやお笑い芸人の相方とかもいつも同じチームでお互いのことをすごくよくわかっていて背中をあずけあって運命共同体でというのにももちろんすごくすごく良さがある。表現活動だけじゃなくても、長年の仕事のチームとか、そこにはほぼ他者が存在しないんじゃないかという形で愛し合ってるふたりとかも、そうであるからこその美しさがある。

でも自分が他者と作りたい関係ってのは今はサポートメンバーみたいなやつだなって思う。それぞれがそれぞれ生きて、ときどき集まって、集まったことを持ち帰りつつそれぞれ生きる。それを繰り返す。それは自分以外の人を中心にしても行われていて、結果としていろんな人と生きていくことになる。そういうことができたらすごくいいと思う。

話はまた音楽活動に戻って、思い返せばソロの人とかユニットでも外からサポートを招いてという形態やそのライブをいくつか見たことがある。カネコアヤノのバンド編成、柴田聡子のin FIRE、Chelmicoにおける%Cもそんな感じかな。あとライブじゃなくても楽曲のfeaturingで他の人とコラボするのとかも大好き。featuringってあなたが好きだから一緒につくりませんか みたいなところがあって、そのリスペクトもそれに応えて最高の仕事をするのもそれが世にでてるというのも、全部かっこいい。

 

 

眉村ちあきの音楽隊−Episode2−のアーカイブ配信はeプラスにて3500円で販売している。11/6まで。

https://eplus.jp/sf/detail/2784630001